通貨取引量を増やすことで基軸通貨化とまではいかなくても人民元を安定させたい考えが元々の目的だと思うが、この状況下での案は、物価高抑制のための人民元安抑制がさしあたっての目論見じゃなかろうか。
※10年くらい前だったか、中東が石油取引の決済に日本円を指定したこともあった。
過去には日本も中国も輸出大国として自国通貨安を歓迎する面があったが、この10-15年は石油・ガスなどの輸入資源の価格とのバランスの方が重要になってきている。
モノづくりが自国資源で完結しない場合、輸入物価が上がるとコスト増に直結するから。
※日本の量産品の多くは中国生産ということもあり、中国が必要なことの一部は日本にも必要であるというベン図で言う重なりあう部分が多分にある。
特に今は欧米の物価上昇率が高いため、多少価格を上げてもまだアジア産は安いという追い風にあり、必ずしも自国通貨安が有利になるわけではなく、原材料費(輸入)コストを下げる方が良い場合もある。
ということから、日本もそろそろ円高政策に切り替えないとマズイんじゃないかと冷や冷やしているんだが、そういう話さえ聞こえてこないのが更に不安にさせる。
このまま中東情勢が悪化すれば欧米並の物価高が生じる可能性が十二分にある。