10月22日にリリースされたmacOS用のChatGPT Atlasを4日ほど使ってみた。
いずれはこういう形になっていくんだろうなとWEBブラウザの将来を見た気がするが、現状の私の用途では、SafariやFireFoxなどのブラウザと分離されていても十分使い勝手が良い。
言い換えると統合したことによるメリットが現時点では感じられなかった。
先入観や思い込みの強い人や読解力のない人達は「このページって何て言ってるの?」的な代わりに要約してもらう使い方で“曲解”は減る効果があると思うが、「Instant」モードは結構テキトーなので、常に「Thinking」にしておかないとまだまだ危なっかしい。
ChatGPTは聞き手のレベルに合わせて答える傾向が強く、例えば「(上場企業の)●●会社のこの株価ヤバくない?」みたいな頭の悪そうな(笑)聞き方だと「ヤバいです。絶好調です。何と言っても業界首位です。伸び率もトップです」(ChatGPT)というカジュアルな答え方をする。
そこで「最新上半期の業績は?」と聞くと「ぶっちぎりで2024年度は〜」(ChatGPT)と答え始める。「それのどこが最新上半期なんですか」と指摘すると、「最新決算は2024年度のものです」(ChatGPT)と返ってくる。
更に「今年の四半期決算の第一・第二を足せば上期でしょ?」と聞くと、「お探しします。そういったデータは見つかりませんでした」(ChatGPT)と返ってきて、「http〜ここに載ってますよ」と公開されているIRページを教えると「確かに載ってました!2025年上半期の〜」(ChatGPT)と説明し出す。
「これで伸び率業界トップと言えますか?」と聞くと「仰る通り、最新上半期のデータで見ると同業他社と比べて伸び率は低調です」(ChatGPT)といつのまにか最初と違うことを答える。
という具合。
WEBサイトの全てのページを読み込んでいるわけではないので、知らないものは当然知らない。そこで「お調べします」と返ってきても、全てのWEBページを探し出せるわけではないので、見つかった範囲でしか答えられない。
もちろんこうやって1度指摘され根拠となるURL(企業のIRページなど)を教わると次からは即答できる。言い換えると未知の質問には弱い。
これがInstantモードだと特に。
すなわち「ヤバくない?」レベルの聞き方をする人には、深掘りして答えない。そもそもその語彙力なら最新のデータや詳しい分析を必要としていないだろう(答えても面倒くさがられるだろう)という合理的な判定。AIは電気代が高いのでもっとも。
早い話、聞き手がアホだと軽くあしらわれる感じ。人間社会と同じ。
私は検算に使うことが多い。
例えば「紙を42回折ると月まで届く厚さになる」説を検証する際、1枚の紙を1回折ると2枚になり、2枚の紙を半分に折ると4枚になり・・・と続くので「bit」と同じ。ということは42bitと表すことができ(エクセルでは =^42 )、2を42回かける。
42bit = 4,398,046,511,104なので、紙の厚さを 0.1 mm とするとこれを乗じて439,804,651,110 mm と出る。
更に10で割って 43,980,465,111 cm 、100で割って 439,804,651 m 、1,000で割って439,804(.65) km となる。
こうやって巨大な数字の単位を直していくと途中で1桁抜け落ちたりするので、
42bit * 0.1mmをkmに直したら、月まで届きますかね?
とChatGTPに聞くと、
約439,805 km
つまり、42ビットの解像度で0.1mm単位を扱うと、
地球から月までの距離(約38万km)より少し遠い範囲をカバーできます。
と返ってきて、一瞬で検算が完了する。エクセルより早い。
海外の記事を翻訳した日本の記事で、ドルを円に直した数字が1桁ズレていたりするようなことが多々あるので、そういったケースは減ると期待できる。
というわけで引き続き時々使いながら「未来の形」を探りたい。