送り出し(コピー元)は512GBフルに使っているiPhone 15 Pro MAXで、新しい17 Pro MAXのクイックスタートを開始したところ「24時間」と表示された(笑)。
クイックスタートは通常BluetoothとWi-Fiをオンにした状態で2台を近くに置き、最初のハンドシェイク(通信準備)が済んだらWi-Fi転送ということになっている。
が、Wi-Fiでも1Gbps以上出る時代に、512GBの転送が24時間かかったらおかしい。それじゃ47.407Mbpsしか出てない。20年前のマンションLANレベル。
※慣例に従い、大文字「B」はbyte(容量)、小文字「b」はbit(通信速度)として表記する。byteをbitにするときは ×8 で計算。
この遅さについて検索してみると、Wi-Fiルーターと離れていないかとか、Wi-Fi環境のことを気にしている人が多いが、クイックスタートのWi-Fi通信は自宅のWi-Fiルーターは使わない。アドホック通信と言うiPhone同士が直接通信する仕組みだから。
iCloudから復元したりOSのアップデートをしたりする場合はプロバイダー(インターネット)に接続されたWi-Fi(またはモバイル通信)を必要とするが、ただの端末内データのコピーだけなら畑の真ん中ででもできる。
それにしても24時間は遅すぎる。かといってBluetooth通信よりは速いので、Wi-FIの何モード接続なのか。
で、キャンセルして有線接続(サンダーボルト接続)に切り替えた。
約40分で完了した。
毎秒0.1422GB(142.2MB)転送したことになるので、通信速度のbpsで言うと1.1377Gbps。
iPhone 15 proのUSB 3.2 Gen 2規格は理論上10Gbps出る仕様で、私が使ったサンダーボルトケーブルは40Gbps通信対応のもの。
※USB 3.2 Gen 2規格に準拠したケーブルでも十分オーバースペックなのでサンダーボルトケーブルである必要は全くないんだが、コネクタ部分に雷マークがついていて、USB-C形状のケーブルが混在する環境で見分けやすいという点で個人的にサンダーボルトをすすめている。
仕様上はもっと短縮できそうだと思い3回やってみたものの、35分が最短だったので、これ以上は出ないっぽい。
通常通信速度以外に、送り出し側と読み込み側のSSD読み書き速度の性能も関与するが、iPhoneのストレージ速度はそれよりもはるかに早いことからソレはボトルネック要因ではなく、恐らく通信時の暗号化など、他の処理によって物理的な仕様上限から遠ざかっていると思われる。
iPhoneの切り替え作業に24時間もかかってしまうとサラリーマンは不安でしょうがないだろうし、平日夜のうちにサクッと済ませたい人はケーブルコピーをおすすめする。